時代は平成から令和のへと遷り、神社界では改元の際の御朱印転売問題で話題になっていますね。

平成最後の日と令和最初の日の御朱印のセットが何万円もの価格で取引されたり、いろんな神社の限定御朱印も高値で取引されたりして罰当たりだと憤っている人も多数いるようです。

近年はメルカリやヤフオクなどインターネット上での取引が盛んになり、御朱印以外にも多数転売はありますが、御朱印の場合は神社で受けるものなのでそんな軽々しくやりとりするのはちょっと・・・というのはありますよね。

御朱印とは

御朱印についてはいろんな人が解説しているので知っている人も多いと思いますし、自分も他の記事で書いた気がしますが一応。

御朱印は昔はお寺にお経を納めた際にその証としていただく印だったそうです。それが時代の流れとともに神社にも取り入れられ、参拝の証としていただくものとして変化していったようです。

参拝の証なわけですから参拝していない人が第三者から御朱印をいただくというのは少しおかしなことなってしまいますね。

代参という考え方

そんなわけで御朱印は参拝した人以外は受けられないわけですが、昔から病気などが理由で神社にお参りできない人のために身近なひとが代わりにお参りする代参(だいさん)というものがありす。

また、講(こう)という同じ神様を信仰する人たちの集まりの中で代表を立てて、その人にお参りしてきてもらう代参講というものも存在しました。

何かしらの事情でお参りができない人は代わりにお参りしてもらうという文化があったわけです。代わりの人にお守りやお札を受けてもらって受け取ったりということはよくあったということですね。

だったら代わりに受けてきた御朱印が転売されているのも問題無いじゃないかという人もいると思います。

たしかに代参で御朱印も受けてきて問題無いんじゃないのかなあとも・・・思ったりしますが、オークションやフリマで転売する行為には様々な問題があると思いますのでその点について書いてみたいと思います。

代参があるのに何が問題なのか

というわけで代参という考えがあるのに何で御朱印の転売が問題なのか考えてみたいと思います。

個人的には3点問題があると思っていて

  • 価格を設定したり、競り合わせたりしていること
  • 直接受け渡しをしていないこと
  • 1人で複数いただくこと

という点が問題かなと思います。それぞれについて順番に書いてみます。

利益を得ることについて

転売されている御朱印は価格が設定され、そこからオークションなら競り合い、フリマアプリならばコメント欄で値段交渉が行われますが、神社で受けてきたものに対して神社に関係の無い人が値段を付けるというのはどうなのかなと思う次第です(お守りとか神社の初穂料設定がなんでも正しいとは言いませんが)。

代参の依頼主から「お参りしてくれてありがとう」という気持ちでお礼を包んでもらうとかであれば金額は決まっていませんし、その人の気持ちですからいただいても良いとは思いますが、どんどん価格を競らせたり値段交渉をしたりというのはなんだかなあ・・・

直接受け渡しをしていない

代参というのはその人の変わりにお参りに行くわけですから、ただ単に御朱印のやり取りはだけでなく、お参りした人から「ああだった、こうだった」と神社のことやお参りの際の様子を聞いたりして、お参りできなかった人が思いを巡らせることにも意味があると思うわけで・・・

御朱印だけを郵送でやり取りするというのはあまり意味が無いことと考えます。

1人で複数の御朱印をいただくこと

有名な神社だと御朱印の受付で何冊も御朱印帳を出して御朱印を複数求める人がいるようですね。

御朱印は参拝の証なわけですから1人でいくつも受けるのは趣旨が違ってきます。また、代参なわけですから自分の分じゃなくて依頼主の分をいただくのが筋な気が・・・

まあ、御朱印を書く側も2冊とかだったら「友達に頼まれたのかなー」とも思って対して気にせず書いちゃったりするかもしれませんが、御朱印の意味を考えた上でも、御朱印を受ける際の混雑を考えた上でも1人で複数の御朱印を受けるというのはあまりよろしくないなと思う次第です。

そういうわけで御朱印の転売はやめてね

自分は大きな神社には居た事が無いので、御朱印を受けに来る人のイメージってマナーはちゃんと守るし、神社のことにも凄く興味があって真剣にお参りしている人という感じです。

近年の御朱印問題のニュースで、「そんな人いるんだ」と思うとともに御朱印ブームで問題になってるのはごく一部の人なんだろうなと思っています。

この記事を読んでいる人は神社や御朱印のことに興味があって読んでいる人ばかりでしょうから転売なんてしないと思いますが、転売の流れが下火になるといいなと思うばかりです。

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