履歴書に神主やってたこと書いて一般企業の面接を受けてみた
これは数年前のことなんですが、神主から一般企業に転職してみようと考え、何社か面接を受けたことがあります。結局転職はできなかったんですが・・・
履歴書に神社に勤めていたことが書かれていたら面接官はどんな反応をするのかということで、その時の反応を書いてみたいと思います。
神主から他業種へ転職しようという人なんてそもそもそんなにいないと思いますが、「こんなこと言われたんだ~」と暇つぶしにでも見ていただければと思います。
そのままでいいんじゃ無いかと思うとか言われる
転職しようとしてはじめて面接を受けた会社は某遊戯機器の会社でした。
もちろん仕事の内容の説明はいろいろあったのですが、現在の仕事のやりがいなども聞かれました。年輩の人に喜んでとても感謝されるなどの話をすると「そのままでいいと思うんだけどなあ~」と面接官は考え込んでました。
自分がいた神社は神社業界なのにちょっと特殊なところでした。他の神社で役に立つような知識は得られないこともないけど、同じ時期に他の神社に就職
(業界的には奉職というけど) した友達とは成長力がぜんぜん違う感じ(おまえの努力が足りねーんだろと言われればそれまでですが)。
んなわけで転職しようと思ったんですが、それがうまく伝わらずこんなことになってしまいました。
ビジネスマナーの心配をされる
そのときは私は神社に就職してから6~7年経過していたので第二新卒の時期を過ぎていました。そのことを前提に話を進めていきます。
面接を受けたのは企業のパソコンやネットワーク関連のサポートをする会社。会社へ行った感じはお堅い感じのところです。
企業としては中途採用なのですぐ戦力になって欲しいという感じで募集をしていたようでした。心配されたのはまったくの異業種に移るのでビジネスマナーができているのかということ。神社はまったく違う世界だからマナーを知らないのではという疑問があったみたいです。
神社でも崇敬者の方へメールや手紙を送ったり、参拝者の案内をしたりといったところでビジネスマナーの知識は必要かとは思うのですが、家族経営の小さな神社に奉職したりするとそういった研修はありませんし、実務の中で覚えていくことになります。
そのときはビジネスマナーに関する書籍を読んだりして学んでいるということを伝えましたが、神社ではビジネスマナー研修等がきちんとある企業にくらべるとビジネスマナーという面で疑問符がつくかも。
他の従業員を宗教に勧誘しないか心配される
これは心外だったのですが、神社に奉職していたということで、就職後に「他の従業員に対して宗教に勧誘したりといったことはありませんよね?」と念を押されました。
社内で勧誘したりするわけ無いだろと思ったのですが、ぜんぜん知らない人からするとそういった意識が働くのかもしれません。
神社の神主とは関係なくパワースポットとかスピリチュアル的な講座とかそういうのを高額でやっている人もいるのでそうしたイメージも関係してたかも。
もちろん、そんなことはしませんと答えました。
特に神社のことは深く触れずに話をすすめる
これは他の企業へ面接へいったときの話。ここも企業のシステムのサポートみたいなところだったんですが、神社で働いていたことは深く触れずに「あーそうなんですね」みたいな感じで面接を進められました。
神社で働いていたどうこうじゃなくて、純粋にその人について見極めようみたなスタンスでした。
まあ・・・ここも落ちたんですけどね。
めっちゃ神社のこと聞かれる
次のところはCADのテクニックを指導するみたいな会社でした。他でけっこう厳しく言われたこともあってびくびくしながら面接に行ってみたのですが、めっちゃ神社のことを聞かれました。
「この間伊勢神宮行ったんですけどー」とか「おすすめの神様っていますか?」とか。
いやそれ面接と関係無いんじゃ・・・CADに関する内容の筆記もありましたが、こんな質問ばっかりで大丈夫なんだろうかと思いました。あとから転職サイトなどを読み漁ってみると、ぜんぜん関係ないことを質問されるときはすでに採用する人が別で決まっていることもあるとか。このケースも採用が決まってた?
当然ここも落ちました・・・
面接官の年齢でけっこう反応が変わる気がする
このほか面接を数社ほど受けてみましたが、面接官の年齢が高い場合(50代とか)や、大きな会社のときほど、ネチネチ言われた気がします。20代前半の第2新卒のころに面接を受けたらまた違ったのかもしれませんが・・・どうなんだろう?
逆に社長が若いベンチャー企業みたいなところとかは、あんまり先入観を持たず面接をしてくれた気がします。
ま、面接受けた会社は全部落ちました!
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