厄年って何なの?お祓いは絶対に受けなきゃいけないの?

2023年12月18日

もうすぐお正月。

毎年、厄年の一覧表を見て「私今年厄年だー」なんていっている人をみかけます。「厄年だから悪いことあるのかな」と不安になる人もいると思いますが、必ずお祓いを受けなくてはいけないのでしょうか。

結論から言うと厄年だからといって必ずお祓いを受ける必要は無いと私は思っています。

じゃあなんで受けなくてもいいのかっていう話なんですが厄年に関する2つの由来から自分の意見を書いてみたいと思います。

厄年とは心身に変化が起こりやすい年という説

ざっくりいうと昔からの経験上これぐらいの年になると心や体に変化が起こりやすいので気をつけましょうねっていう話です。

あくまでそういう傾向があるっていう話しなだけなので人によって違いますし、厄年って知らずに過ごしてあとになって気づいたという人もいます。今と昔ではライフスタイルも違いますから、昔と同じとは限りませんしね。

また、厄年の年齢は33歳、42歳などがありますが、この語呂が33歳は「さんざん」、42歳は「しに」となることから嫌われたという説もあります。気になる人もいるかもしれませんが、ただの語呂合わせともいえます。

自分は野球が好きなのですがこうした数字に当たったとしても(年齢以外の場合でも)、「○○選手の背番号だ!というふうに考えて良いほうに考えるようにしています。

てなわけで厄年だからってその人にとってその年が絶対悪い年なのかといったらそうでもありません。

「厄」は役目の「役」が変化したという説

これは神主をやっていた友達が説明していたのを聞いたのですが、「厄」というのは役目の「役」が変化したという説です。

昔は村々でこの年齢になったら神社の世話役をするという決まりがあったそうです。それが時代が下るにつれて神社の役目ではなく神社にお参りしてお祓いを受けるようになったのだとか。

そういうわけで神社のお世話をするといういうことであって災いが振りかかってくる年というわけではないので必要以上に心配することはありません。

お正月でも、神社の近くを通ったときでも、神様の前に行ってお参りをしてご挨拶をしておけば良いのです。

厄年はお祓い云々よりも意識を高めて生活することが大切

というわけで2つの由来を取り上げてみました。

根本的な話をすると厄年にお祓いを受けても受けなくても、さらには厄年じゃないからといっても、無茶な行動や生活をしていたら、心や体に変化が起こりやすくなります。無茶してるんだからそりゃそうですよね。

お祓いを受けたから何をやっても大丈夫ということでなくて、お祓いを受けることで気持ちを整え、日々の生活を気をつけて暮らしていけるようにということではないでしょうか。

厄祓いするほどでも無いなと思ったら厄除けのお守りだけ受けて身近に持っておくというのもありです。身近にお守りを持って時々見返すことで「今年は厄年だから気をつけて過ごそう」そうした意識を持つことに意味があると思います。

「お祓いを受けて心を落ち着ける+自分の意識を高める」、もしくはお祓いを受けなくても「自分で普段から心と体の健康を意識して生活する」といったことが大切です。

少し話は逸れますが厄年でなくても「今年は勝負の年だ!」と思ったら神社でお祓いを受けてもいいですし、自分の好きにすれば良いのです。きちんと神様に敬意を持って接していれば、お祓いを受ける受けないは好みの問題です。

厄年のお祓いを受ける受けないは好みの問題

なんだか思っていることをいろいろ書いたらまとまりが無くなってしまいましたが、結局は自分の心持ちが大切なので厄年だからといって無条件にお祓いを受けないといけないわけではありません。

あんまり心配しすぎるよりも、日々をより良くすることを心がける、そのために心を落ち着けるために神様にご挨拶する。そうした中でお祓いを受けようという気持ちになれば受ければ良いですし、そうでなければ受けなくても良いということでいいんじゃないでしょうか。

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