さて、前回は大学に入学した理由を書きましたが(前回の記事はこちら)、今回は大学での生活です。普通の大学生活とはちょっぴり変わった特殊な生活について書いてみたいと思います。

※私がいたのは相当前なので現在とはかなり事情が変わっていると思われます。入学の参考にする方はご注意ください。

入寮

全寮制を掲げる皇學館大学ですが、実際のところそんなに寮の部屋があるわけでもなく、希望者が入寮する形でした。居住地等から選考して入寮者を決めるようですが、遠方からだった私はすんなり入寮が決定。

男子は精華寮(せいかりょう)、女子は貞明寮(ていめいりょう)という名前の寮に入ることとなっており、男の私は精華寮に入寮と相成りました。

皇學館大学での特異な寮生活

寮は2人1部屋の相部屋生活。風呂、トイレなどは共同です。2回生の先輩との相部屋生活が基本で部屋の先輩から寮や大学生活について教わりながら暮らすことになるのですが、私は1回生同士が相部屋の部屋となりました。

俗に言う1回生部屋というやつです(外部の人間はそんな呼び方誰も知らんがな

さてこの寮生活、皆さんが想像されているような寮生活と違っていろいろと決まりごとがあります。門限(夜10時だった気がする)は当然として談話室の使用時間とか食堂とか風呂の使用時間とかは決まっていますし、自室へのテレビの持ち込み禁止など様々な決まり事がありました。

恐怖の集会

とまあここまではちょっと厳しい寮といった感じですが・・・衝撃だったのが集会。

新入生たちは食堂に集められて寮の説明を受けるのですが、先輩たちからは「まあ、頑張って。」と意味深な発言が。そのときは深く考えなかったのですがあとで理由がわかりました。

集会は先生の話も終わって2回生の寮生長が登場。どんな話がはじまるのかと思ったら・・・

飛び交う怒号!!

一瞬何が起こったのかわかりませんでした。寮は2回生の中から選ばれた寮役というものが存在するのですが、そうした人たちが新入生の寮規違反をチェックしていたようで「許可無し何自転車持ち込んでんだ!」とか「スーツのシャツの色が違う!」とかなんとか・・・

違反をしていなかった人にも「おらあ!背もたれ使うな!」とか「背筋伸ばせ!」とか怒号が!そしてこの他いろいろとまあ、あれですよ・・・

「やべえ・・・とんでもねえところに来ちまった」

そう思いました。ちなみに女子寮ではネチネチやるそうです(汗

この集会のあと、寮生活が嫌で寮を出てしまう人もチラホラいます。

※念のため書いておきますが現在ではこのような事は行われていません。

ちなみにこれは新入生たちに寮規を守らせるためのデモンストレーション的な要素も含まれており、毎日このような怒号が飛ぶことはありません。

まあ普段の生活で礼儀がなっていなかったら目をつけられて次の集会でアレコレ言われるので普段から先輩の目には気を付けながら生活していましたが・・・

この集会システム、寮に入ったばかりの頃は嫌で嫌でしょうがありませんでしたが、やり方はともかく始めに厳しく指導して決まり事を守るよう徹底するというのは一理あるなあと今になって思ったりします。

朝拝と夕拝

月~土は毎朝7時に放送があって各自起床。1回生は掃除。

7時半だかに1回生2回生が食堂に集まって神棚に参拝してた気がします。その後1回生の配膳で朝食を採ります。

夕拝は確か1週間に1回で食堂に集まって大祓詞(おおはらえのことば)というお祓いの詞を奏上したり、教育勅語を奉読したりしていました。このあたりはいかにも神道系の大学です。

私はそうしたことはべつに嫌いではなかったのでそんなに苦ではありませんでしたが(大祓詞の意味とか全然考えてなかったけど・・・)人によってはけっこう苦痛だったかもしれません。

その他いろいろ

普段の生活は慣れてしまえばどうということはないのですが、いろんな決まりごとがありました。寮内ではもちろん学内や通学路でも人に会えばとにかく挨拶。

部屋に入るときは「失礼します」、部屋の中にいた人も「失礼します」とまあ挨拶づくめでした。

また、掃除や戸締りや朝食の配膳などは基本的に1回生が行いました。めんどうっちゃ面倒なのですが、高校野球の強豪校みたいなところの寮にくらべたらよっぽど楽でしょう。

ちなみに寮に入る前はかなりテレビっ子でしたが、部屋にテレビは無く談話室でしか見ることができなかったのですっかりテレビを見なくなりました。

えっ?今寮生活やれって言われたら?それはちょっとしんどいかもしれません(笑)

2回生になるとはっちゃけてくる

1回生の頃は先輩の目を気にしてけっこうビクビクな生活を送っていますが、2回生になると寮内では上からの監視の目が解放されて皆はっちゃてきます。寮役も2回生同士なので指導はするもののそんなに強く言ったりしません。

部屋に寮規違反になる物を持ち込んでたりとか、まあいろいろです。夜中に寮を脱出して遊びに出かけることは深夜徘徊とか呼ばれてました。

食堂に設置された神棚の中にお札と一緒に実は何者かによってガンプラが祀られていたという噂話を聞いたのは後のことです(笑)

寮に入ってよかったこと

寮に入って、はじめは嫌な思いが多かったですが。良かったと思えることもいろいろとあります。テスト前は周りの人たちと情報交換ができますし、先輩からいらなくなった教科書をもらったりといった部分もありますが、何よりも大きいと思ったのが交友関係の広がりです。

寮は社家と呼ばれる神社の息子も多く、神社の息子でなくても神社に奉職する人もいます。寮で寝食をともにした友人たちは大学卒業後も交流が続き、私的な交流はもちろんそうですが、「うちで人員に空き出たんだけどいい子いない?」なんて話が出たりもします。

奉職してからだといろいろなしがらみがありますが、損得を抜きにして付き合える大学時代の友人というのは貴重なものです。そんな友人のできる寮生活というのは神社界で生きていくには大いにプラスになると思います。

単純に寮に入っただけで交友関係ができるわけではなく、自分自身で交友を広めようという気持ちも必要ですが、何かと狭い神社界で生きていこうというのなら寮に入るのがおすすめです。

今と昔で違うところもたくさんありますし、これから大学に行こうという人が読んでいるかどうかはわかりませんが参考までに。

大学の講義などについては次の記事で書いてます。

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