御朱印のマナーを考える・同じ神社で再度受けるのはあり?

神社に参拝した証としていただく御朱印。

昨今はいろいろと御朱印を受ける際のマナーが問題になっていますね。

御朱印を受けるといっても別に難しいことは無いのですが、マナーについて振り返ってみたいと思います。

参拝してからいただく

御朱印は、もともとはお寺にお経を納めた証として、現代では参拝の証としていただくものですから、その意味を考えれば参拝してからいただくというのが筋であると思います。

大きな神社では先に御朱印帳を預けておいてからお参りしたあと御朱印帳を受け取るという形式になっているところもあるようですが、そうした決まりがある神社以外は、まずお参りをしてから御朱印をいただくということ覚えておきましょう。

御朱印を受ける時間を考える

御朱印を受ける時間は神社が定めた時間にしましょう。

わざわざ時間外に無理に御朱印をお願いするというのは御朱印のマナー云々以前の話ですので、時間外に無理やりお願いするという人もそうそう居ないと思いますが、一応気をつけましょう。

あとは気をつけるといったら昼食時でしょうか。職員が多数いる大きな神社の場合は交代で授与所に人がいるでしょうからさして問題無いかもしれませんが、小さな規模の神社では一人しか人が居ないこともあります。

そうした神社は昼食時の12~13時は避けるのも配慮かもしれません。

御朱印帳を開いてから渡す

別にそのまま渡したってまあ大きな問題は無いと思いますが(神社によっては御朱印帳を開いてから渡すように案内書きがあるかも)、御朱印を受付する方からすると、ページを開いた状態で「ここにお願いします」と言われたほうが断然楽です。

結局どこに書くかというのは確認しなければなりませんし、あらかじめ御朱印帳を開いて出すというのは書くひと、受ける人お互いにとって良いことだと思います。

一人で何冊ももらうのはやめよう

御朱印を受ける人の中には一人で何冊もの御朱印帳を出してたくさんもらおうとする人もいるようです。

御朱印は参拝の証なわけですから一人で何冊も出すのはおかしいですよね。対応する神社の人も困りますし・・・一人一冊までと明確に決めている神社もあるようです。

待ち時間に何をしていたらいいの

待ち時間はスマホを操作したり、一緒にお参りしていた人としゃべったりしてはいけないという人もいると思いますが、個人的には少々は問題無いと思っています。

心を落ち着けて静かに待つのはそれはそれで良いことだとは思いますが、そこまで厳密に考えることは無いんじゃないでしょうか。

  • きちんと敬意をもって神様にお参りする
  • お願いするとき受け取るときはきちんとお願いやお礼の言葉を述べる
  • 周囲や神社への迷惑を考えて行動する

この点を守れば少し話をしたり、スマホを操作したりするぐらいは神社の人も気にしないと思います。

ただし、大きな声でしゃべったり、飲食をしたり、御朱印を催促したりと言ったことは控えましょう。

初穂料はお釣りが出ないように?

これもまあ難しく考えることは無いですが・・・

御朱印の初穂料(納めるお金のこと)はだいたい300円や500円のところが多いです(お気持ちをお納めくださいといわれたら300円~500円ぐらいを納めるのが良いでしょう)。お釣りが出ないように用意していくとスムーズでしょう。

でも1000円札でお釣りをもらうぐらいだったらそこまで気にすることは無いと思います。

細かいお金を持って行くのに越したことはありませんが、うっかり5000円や10000円札しか持っていなかった場合は「すみません○円札でも大丈夫ですか」と聞いてみましょう。

御朱印帳を忘れたら

御朱印帳を忘れた場合はあらかじめ紙に書いておいた書き置きがあるか聞いてみましょう。紙に書いたものをいただけたら持ち帰って自分の御朱印帳に糊で貼り付けます。

ただし、神社によっては御朱印帳にだけ書いているというところや逆に書き手が常駐していなくて書き置きしか無いというところもあります。

神社それぞれの事情を考慮して無理強いするのはやめましょう。

二度目の御朱印・同じ神社で再度いただくのはあり?

ときどき疑問と挙がるのが、同じ神社で2度目の御朱印をいただいて良いかどうかという話。

結論から言うと問題ありません。

御朱印は神社に参拝した証としていただくものですから、違う日に参拝したときに再度御朱印をいただくという行為は何ら問題無いと思います。

あとで御朱印帳を見返して、「この日に参拝したときはこうだった、あの日はこうだった。」と思いをめぐらせるのも良いと思います。

御朱印をプレゼントするのはあり?

御朱印をプレゼントすることについて・・・

さっきも書きましたが御朱印は参拝した証ですのでそれを考えると人にプレゼントをするというのは趣旨から外れてしまいます。

ただ、病気などでお参りできない人の代わりにお参りして、その人の分だけ御朱印をいただくというのは考え方によってはありなのかなと思ったりもします。

このあたりについては

という記事で書いてみましたので気になったら読んでみてください。

御朱印をいただくこと自体が目的になっていることについて

御朱印のマナーについて、「御朱印をいただくこと自体が目的になっている」ことについて問題だとする人がいます。

もちろん参拝もせずに御朱印だけ受けて帰るのは論外ですが、御朱印がきっかけで神社にお参りし、そこから神社の様々なことに興味を持ち知識を深めていくということもありますから、御朱印の意味を理解して参拝しているのであれば個人的には大きな問題だとは思いません。

御朱印をいろいろ集めたくなるコレクター心理ってあると思うんですよね。そうした人間の本質的なところもあると思いますから御朱印を集めたいっていう気持ちを無理に抑えることは無いと思います。

「神社に興味を持って参拝してもらう」というのは神社界からしてもありがたいことであるので基本的なマナーさえ守っていれば御朱印が欲しくて神社にお参りするのも悪いことでは無いと思います。

参拝してからいただく事と相手を思いやる気持ちが大切

「御朱印は参拝の証であるので参拝してからいただく」

このポイントを押さえつつ、あとは相手や周囲の事情も考えつつ行動することを気をつければ大きな問題は起こらないと思います。

御朱印をいただくときのマナーはこれで事足りるんじゃ無いでしょうか。マナーを気にしていろいろ調べる人は、そういう意識があるわけで問題を起こすことは少ないでしょうね。

御朱印のトラブルについては

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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