神宮暦を買ってみたよ!読み方・どこで買える?価格など!

2023年12月18日

今日は神宮暦についてちょっと書いてみたいと思います。

「神宮暦ってなんじゃらほい?」って思っている人がほとんどだと思うのでまずは概要から。

神宮暦とは・読み方は?

神宮暦は「じんぐうれき」と読みます。 神宮司庁という伊勢神宮の事務的なことを行うところで作られており、日本の年間行事などがまとめられています。

暦とつくからにはカレンダーなんですが、我々がイメージするカレンダーとはちょっと違います。

写真のように綴じられていて、冊子のような形です。

神宮の御師という人たちが配っていた「伊勢ごよみ」という暦があったそうですが、これを受け継いで明治16年から頒布されているらしいです。迷信的記述を排除した内容ということですが、大安とか仏滅とかの六曜は記述されています(最近は六曜が無いとあんまり相手にされないとかなんとか)。

※御師(おし・おんし)について

昔(たぶん江戸時代以前だと思う)は伊勢の神宮では個人的なお願いが出来なかったので、個人でお参りに来た人のために祈祷をしたり宿の面倒を見る人たちがいて、その人たちのことを御師と呼んでいました。伊勢神宮だけでなく他の大きな神社にも御師がいたらしいです。

神宮暦の内容をちょっぴりご紹介

ちょっと内容も載せてみたいと思います。

はじめは神宮の祭典の日にちなどが記載されています。

日にちは普通のカレンダーと違って縦に記載されています。

項目は干支、月齢、旧暦、月出月入、満潮干潮とやっぱり普通のカレンダーとは全然違う(ぱぱっと見ただけなので満潮干潮時刻はどこのことなのか良くわからん)!

空いたスペースには今月の農作業はどんなことをするのか書かれています。


このスペースに書かれていることがけっこう興味深くて、種子法とかいう法についてとかミナミアオカメムシの北進とか、最近っぽい内容だとソーラーシェアリングについてとか、読む人が読んだら楽しめそうな内容でした。時代に合わせた内容になってるんですね。

神宮さん、これぐらいなら載せて大丈夫・・・ですよね?

神宮暦は農業や漁業にとても関係が深い

とここまで読んで気づいた人も多いと思いますが、神宮暦には満潮干潮時刻や農作業の時期など農業、漁業に欠かせないさまざまな情報が記載されています。

昔の人たちは(いまもですけど)自然から海の幸、山の幸をいただき、それを神様に捧げて感謝を申し上げてきました。

そうした生活のな中で農業、漁業の適切な時期を知るために、きっと暦というのはとっても大切なものだったんですね。

近年だとガーデンニングや家庭菜園をしている人にも好さそうです。

神宮暦ってどこで手に入るの?

この神宮暦、どこで買えるのかという話なんですが、神宮暦というぐらいだから当然伊勢の神宮です。

「遠くていけねーよ!」という人もいると思いますが、そんなときは近くの大きめの神社さんに行ってみてください。全国に頒布できるように神宮から神宮暦が届いているはず・・・
ただし、神宮暦ってそんなに出るものでは無いので神社さんによっては無かったりすることがけっこうあるかも。

大きな神社だと、その神社独自の暦があってそっちを勧められるかもしれません。

確実性の高い方法だと自分の住んでいる都道府県の神社庁に電話をして聞くか、近くの神社に電話して聞く方法でしょうか。

神社庁の一覧はこちらです

電話をして「神宮暦が欲しいんだけどどうしらいーんすか?」って聞いてみると思います(実際はもっと丁寧な言葉でしゃべってね)。

神宮暦の価格は?

神宮暦は2種類があり、当記事の写真で紹介しているのは「小暦(しょうれき)」と呼ばれているものです。

もう1つは「大暦(たいれき)」といい小暦よりも内容が充実しているみたいです。気になる玉串料(価格)なんですが、小暦は200円、大暦は500円とめっちゃ安い!

普通のカレンダーとして使うにはちょっと不便かもしれませんが読み物としては面白い要素があると思うので気になる人は入手してみてはどうでしょうか。

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