神社で写真は撮らない方がいいのか・ハシゴすることは?神主から憑き物がどうとか言われることはあるのか
写真撮る方へ送る怖い話
— ドングリ@コミティア/へ08a (@donguri_BC) April 4, 2019
京都神社の資料写真として
何社か訪れ許可を得て写真を撮る
その際にお賽銭箱で神様にも許可と無礼を詫びる
↓
何社も同じ様に撮影とお賽銭
↓
ある神社で門前にいたお坊さんに呼び止められる
↓
もしかして伏見稲荷いかはった?
背中に 狐 憑いとるよ
神社のハシゴは危険
先日Twitterを見ていたらこんなツイートを見かけました。
ドングリさんという方は京都の神社をハシゴして写真を撮っていたら、ある神社でお坊さんに呼び止められて背中に狐が憑いてると言われた・・・と。
神社やお寺で憑きもがという人は結構いるみたいですが、今回はこのツイートについてちょっと考えてみたいと思います。
神社で写真を撮らない方がいい?
まず、神社で写真を撮ることについて。
御神前で写真を撮るというのは神社では七五三や初宮詣のときなど記念写真を撮ることが多々あるので個人利用の範疇であれば問題ないでしょう(プロのカメラマンがついたり大掛かりな撮影の場合は許可が必要です)。
伊勢神宮では階段の下からしか写真を撮ってはいけない決まりになっていますが、ここまでのところはほとんど無いように思います。
ただし、拝殿の中に入って写真を撮るというのは御神前に近くなるので制限しているところが多いと思います。
神社で写真の制限があるのはわかったけど神様はどう思っているのか
目には見えず声も聞こえない神様ですから写真を撮ることに対してどのように思われているのかはわかりません。
でも個人的には神様が怒るということは無いのではないかと思っています。日々の生活を見守ってくださる神様ですから、お参りに来た崇敬心の篤い人にどうこうするということは無いのかなと(御神体となると話は別ですが)。
じゃあなんで写真を撮る場所が制限されているかというとそれはやはり「畏れ多い」から。神様に言われてるけじゃないけど人間側で配慮して写真を撮らないようにしているということかと思います。正中(真ん中)から写真を撮るのは良くないという話がありますが、これも神様の正面に立って写真を撮るのが畏れ多いからです。
あ、でも「自分は畏れ多いと思わないからどこからでも撮っていーんだ」じゃなくて神社ごとに決められているルールは守ってね。
このツイートをしたドングリさんは神社の人に許可を取り、お参りもしているようで筋は通しているように見受けられます(順序としてはお参りしてから写真を撮るほうがいいかもしれませんが)。
何社もハシゴして神社参拝することについて
また、何社もお参りしたとのことですが、神社を何社もハシゴすることに関してはたくさん周ることで一社一社へのお参りが疎かになるのが良くないというのが個人的考えです。
きちんと心を込めて参拝すること。この点に注意しておけば神社をハシゴしても何ら問題無いと思います。
神社の境内には境内社として違う神様がお祀りされていることも多々あるわけで・・・ハシゴが駄目なんだったら神社にお参りしたあと「境内にあるお社もお参りしちゃだめなの?」となってしまいます。それで駄目と言う神主ってたぶんいないと思います。
神主が1日に何社も周ることがある
日本の神社の総数は約8万社といわれています。これに対して神主の数は約2万人といわれています。かなりアバウトな数値ですが神主の数が足りていないのは間違いありません。
よって、一人で○○神社、△△神社、××神社を兼務しています。みたいな神主さんもけっこういるんです。
そうすると何が起こるかと言うとお祭りごとが重なるということ(総代さんと相談して日にちをずらすこともあるけど)。
例祭(由緒にちなんだ最も大きな祭)は神社ごとで日にちが違うので問題ありませんが、豊作を願う祈年祭(きねんさい)や収穫を祝う新嘗祭(にいなめさい)、お正月のお祭りなどは日にちがかぶってしまいます。
そうなると9時から○○神社で祭典、11時から△△神社で祭典、13時から××神社で祭典なんてこともあり得るわけです。
おもいっきりハシゴしてますね・・・でもこれでバチが当たったなんて話は聞いたことがありません。
神主と参拝者という違いはありますが、参拝者も別段問題無いと言えるのではないでしょうか。
神社の人から何か憑いてると言われることがあるのか
このツイートでは「ある神社で門前にいたお坊さんに呼び止められる」とありますが、神社で神主さんに呼び止められたという前提で話をすすめます。
「もしかして伏見稲荷いかはった? 背中に 狐 憑いとるよ」
と言われたとのことです。
神主には憑き物が見えるのか
自分も聞かれたことがありますが・・・
神主だからって憑き物が見えるということはありません!
まあ、神主にもいろんな人がいるので見えるという人もいるのかもしれませんが、神主の知り合いでそんなことを言っている人は見たことがありませんし、世の中の神主の九分九厘は見えないと思います。
「憑き物がー」とかいう人は居ないと断言はできませんが、居たとしても極々少数でしょう。
神社の神主はけっこう現実的
仮に、神主の求人を出すような規模の神社に入社したとして、入社後に「背中に 狐 憑いとるよ」とか言ったら間違いなく上司に怒られると思います。
神社の普段の業務で「憑き物がー」という話は出ません(冗談で言ったりはあるかもしれませんが)し、仕事が忙しくてそんなことを言ってどうこうしている暇はありません。
神主の基本として
そして、宗教に関わる人の基本とも言えるかもしれませんが、「人の不安を煽るような事は言わない」というのがあります。
よく「ナカトリモチ」という言い方をしますが神主は神様と人との中を取り持つ存在で、多くの神主は、人々に安心してもらうために日々勤めています。
よって、不安を煽るようなことを言う人は「神主としてどうなの?」と神主を辞めた人が言ってみたり・・・
涙目でオロオロしてたら
— ドングリ@コミティア/へ08a (@donguri_BC) April 4, 2019
お坊さんが背中パッパッと
はたく?感じで触った
お坊さん
あんまりねー神社のハシゴはあかんよー
同じ様に見えて神様にも犬猿あるからねーw
なので
この件以降マジで神社ハシゴはやめた
まあ、今回のケースは背中をパッパとはたいて落としてくれたようなので、不安を煽っているわけではなさそうですが。
別に写真撮影もハシゴも危険じゃないけど敬意は忘れないで
いろいろ書いてみましたが、神社の写真撮影もハシゴも危険ではないというのが持論です。
大切なポイントは
- きちんとお参りすること
- 神社関係者や参拝者など周囲に配慮すること
だと思います。
そんなわけで自分の個人的見解に照らし合わせればドングリさんは何ら問題ありません。
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