神棚をお祀りするときの条件として高い場所に祀るというのがあります。

神様のお札をお祀りするのだから当然高いところにというのは分かるのですが、絶対に高いところでないといけないのてしょうか。

今回は自分の経験をもとに神棚の高さについて書いてみたいと思います。

出張祭典後の話

数年前のことですが現役神主の友達と一緒に出張祭典(しゅっちょうさいてん・神主が個人宅など神社の外へ出向いて行う祭典)でとあるお家へ行った時のことです。

何の祭典だったかは忘れてしまったのですが、式が終わったあとに神棚のことについて質問されました。

その質問というのは「神棚は高い位置で無くても良いか」という内容です。

そのお家ではお婆ちゃん(たぶん70代か80代)が神棚にお供えを物をしていたたのですが、神棚があんまり高い位置にあると踏み台を使って登り降りをしながらお供えをすることになるので、お婆ちゃんが転倒して怪我をしないか家族の人たちが心配してのことでした(お婆ちゃんと家族は違う家に住んでたのかな・・・?このへんは記憶が曖昧です。すみません。)。

これぐらいの年代の方は信心深い人がけっこういて、無理してでも決まり事を守ろうという人がけっこういるんですよね。

一緒に行った神主の友人は状況を見て、「全然問題無いですよ」といってお供えのしやすい高さで祀るよう話をしていました。

自分もこの対応についてもっともだと思いました。もし、自分が同じような質問をされたら、「神棚は高い場所じゃなくてもいいので踏み台を出したりしまったりする時間を神様にお祈りする時間に充ててください。それで問題ありません」みたいな感じで説明すると思います。

余談・神主が説明することで納得してもらえる事もある

家族がお婆ちゃんに対して無理しないように伝えても、やっぱり神棚の高いところのほうが・・・と気になっている様子でしたが、神主の友人が「高いところじゃなくても大丈夫ですよ」と話をすることでお婆ちゃんも最終的には納得した様子でした。

神主だからこそ話に納得してもらえるということもあるので、これも神主の務めの1つなのかなと今になって思う次第です。

何のために神棚を祀るのか根本を考えてみる

そもそも何のために神棚を祀るのかといったら、神様に感謝の祈りを捧げるのもそうですが家の安全や発展を祈ってのことです。

それが神棚にお供えをしようとしてお婆ちゃんが怪我をしてしまったら本末転倒というものですよね。

神棚に関する決まりごとを守るのも大切ですが、本質であるお家の安全ということのほうが大切だと思います。神棚のお祀りの仕方に捉われすぎて家族に不都合が生じるなら別にお祀りの仕方を変えても良いと思います。

そもそも神棚を祀るときの決まりごとも別に神様から言われてやっているものではなく、昔の人たちが神棚をどうやって祀ったら良いか考えてきた結果、「これに従うと神棚を祀る場所として良いよー」となったものだと自分は思っています。

よって「決まりと違うことをしたらバチが当たらないかしら」とか心配しなくても良いのです。

もし、神棚の決まり事を守るかどうかで悩んだら、

「どっちが家族のためになるのか」

これが1つの判断材料になるんじゃないでしょうか。

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