神社で厄払いや交通安全の御祈祷をするときに神主が奏上する祝詞(のりと)。

「どんなことを言っているのかチンプンカンプン」

という人も多いと思います。

そんなわけで今回は御祈祷のときの祝詞の内容について書いてみたいと思います。

1つ1つの言葉を解説するとめちゃくちゃ大変だし文章的にも執筆時間的にも長くなるので、おおまかにどんなことを言っているのか書く感じですすめていきます!

よく「かけまくも」とか言ってはじまるけどなんなの?

祝詞の出だしで「かけまくもかしこき~」って言っているのを聞いたことがあるでしょうか。これは漢字だと「掛けまくも畏き」と書きます。

ちなみに実際の祝詞にはこんな感じで書かれています。祝詞は全て漢字で書くのですが名詞や動詞や形容詞などの言葉は大きく書き、助詞などは万葉がなで小さく書んです。

と話が逸れましたが、この「かけまくもかしこき」の「掛ける」というのは声に出すのもみたいな意味があります。そして「畏き」というのは漢字から想像がつくかもしれませんが、畏れ多いといった意味があります。

つまり

「かけまくもかしこき」=声に発するのも畏れ多い

みたいな意味です。

かけまくもこしこきのあとには神様の名前が来るんですが、神様の名前の前に「かけまくもかしこき」と入ることで神様に対して最上限の敬意を表しているわけです。

「かしこみかしこみもまをす」は?

また、祝詞の最後の部分でよくあるのが「かしこみかしこみもまをす~」と言う詞。

これは漢字で書くと「恐み恐みも白す」となります。

祝詞ではこんなふうに書かれています。

「恐」という漢字が2回続けれられていますね。

これは恐怖ということではなくてとても恐れ多いということを現しています。「大事なことなので2回言いました」みたいなものですね。人同士だと「恐れながら・・・」みたいな表現をしますが、神様に申し上げるので繰り返すことでより強調しているのだと思われます。

「白す」というのは「まをす」と読みます。

なんで申すじゃなくて「白す」というのかというと、「白す」には申し上げるのという意味の他に「はっきりお伝えする」意味があるからだそうです。白・・・明白にということでしょうか。

よって「かしこみかしこみもまをす」というのは

恐れ慎んで明白に申し上げます。

みたいな意味になると思います。

神様に敬意を表すので人間への言葉よりめっちゃ丁寧

祝詞の最初と最後でよく使われる詞を紹介してみましたが、神様へ申し上げる詞なので人間同士のときよりもめっちゃ丁寧です。

祝詞の細かい内容までは分からないかもしれませんが、めっちゃ丁寧な言い方してるんだと思って祝詞を聞いてみると面白いかもしれません。

祝詞の構成ってどうなってるの?

ちょっと祝詞の構成についても書いてみたいと思います。

まず神様をの名前

まずはお願いする神様のお名前を申し上げるのですが、先ほど説明した「かけまくもかしこき」といった感じで畏れ多い気持ちを示します。

そして「恐み恐みも白さく」という言い回しがあるのですが、恐れ慎んで申し上げますには・・・といった感じで祝詞にメイン部分に入っていきます。

神様の力を称えたり普段の感謝を申し上げたり

次に「日々お力をいただきありがとうございます」みたいな意味の感謝の詞を申し上げます。

人間でも偉い人にお願いするときは「いつもお世話になっております」みたいな感じで言うことありますよね。それと一緒です。

また、この部分で祈願をする人の住所や名前を読み上げることが多いです。

お願いの内容を言う

「これこれこういう理由で○○をすることになりました」とか「今年は厄年なので」とか「車を新しく購入しましたので」とかお願いの内容を申し上げます。

そして「そういうわけでお供え物をしてお願いしますのでどうぞお聞き届けください」といった内容の詞を申し上げます。

いろんな言葉の例えを使いながら物事がうまくいようお願いする

このあたりは定番の言い回しがけっこうあります。いよいよ盛んにみたいな意味の「五十橿八桑枝の如く(いかしやぐわえのごとく)」とか、おだやかに安らかにみたいな意味の「平らけく安らけく」とか。

こうした詞を交えて、神様に見守って導いていただいて物事がうまくいくようにお願いをします。

偉い人にお願いする時に似てる

祝詞は神様への詞なので物凄く丁寧なのですが、構成としては偉い人を接待してお願事をするのに似ていると思います。

人間同士のやりとりで言うと・・・

「おお、○○様いつもお世話になっております。おかげさまで会社の業績のほうも順調でございます。」

「実はこの度なんですが新たなビジネスプランがございまして・・・」

「当社からは△△という場を提供させていただきますのでどうぞよろしく御取り計らいくださいますようお願い申し上げます。」

みたいなもんです。

こう考えてみると祝詞も身近なものに感じられるかも?

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