みなさんは神棚へお供えをするときの配置って、「米が真ん中お酒が両側」みたいな覚え方をしていませんか?

いつも同じ数で同じ種類のお供え物をするならそれでも問題ないのですが、じつはお供え物って優先順位と、お供えする場所の上位下位(席順といったほうがわかりやすい?)が決まってるんです。

家庭の神棚へのお供えではここまでこだわってすることも無いかもしれませんが、「神社ではこんな感じでやってるんだー」と思って読んでいただければと思います。

席順みたいなものがある

まず、前提としてこのお供え物は右、これは左という決まりがあるのではなく、お供えする席順みたいなものがあって、そこに準備したお供え物の中から優先順位の高いものを順番に並べていくという決まりがあります。

これを覚えた上でお供え物を配置していくことになります。

お供え物の数によって配置が決まる

お供え物の数、三方という台に乗せるなら三方の台数が奇数か偶数によって配置が決まってくるのでその配置について触れてみたいと思います。

奇数台 7台の例

奇数台の場合は神棚や神前の正面に対してお供え物を1台。そして右、左、右、左といった感じで並べていくことになります。

偶数台 6台の例

偶数台の場合は真ん中にお供え物を配置するのではなく、真ん中を挟んで右、左、右、左といった順番で配置していきます。

前後2列にする場合

応用として前後2列の場合はこんな感じに。

7台を2列でお供えする例
奥4台 手前3台

2列にする場合は基本的に神前に近いほうが台数が多くなるか、1列目2列目が同じ台数になるようにします。

偶数台2列の場合

偶数台、例えば8台の場合は奥5台手前3台にしたり、奥と手前4台ずつにしたりといった感じです。

神様に近いところが一番。

真ん中、右、左の順ということを覚えておきましょう。

準備したお供え物をチェック

お供え物の優先順位がありますのでそれを記載してみたいと思います。

実際の神社での作法だともっと細かい決まりがあったり、その神社に伝わる独自のやり方があったりするのであくまでもこんな感じなんだってことで見てください。

  1. お米
  2. お酒
  3. 乾物
  4. 野菜
  5. 果物orお菓子

パッと思いつくものを列挙してみました。

これらを全部用意しないといけないのではなくて、この中から用意できたものを先ほどの席順に合わせて順番に並べていく感じです。

例えばですが、お米、お酒、餅、野菜、果物、塩、水を用意したら

こんな感じになります(お酒は三方に2本乗せてあるものだと考えてください)。

三方に複数のお供え物を乗せるとどうなるの?

神社でのお供えでよくあるのですが、1台の三方に塩を水を一緒に配置するといったことがあります。などといったこともあるのでそうなるとまた少し変わってきます。


そうするとこんな感じになります。塩と水を並べますが、塩と水では塩のほうが優先順位が高いので同じ三方の中でも塩のほうが真ん中(神様のほう)に近くなるように配置します。

また、複数の物をひとつの三方にまとめた場合はその中で一番優先順位の高いものを基準に置く場所を考えます。例えばお米とお酒と塩と水を同じ三方にのせた場合は一番優先順位の高いお米を基準にして神様の前にお供えします。

野菜や魚の向き

野菜の向きについてですが、三方にのせるにしても向きを意識してのせる必要があります。ポイントは野菜の頭を真ん中に向けること。三方が真ん中にある場合は頭を右側に向けます。

頭が神様のほうを向くようにってことなんですけど、神社によって判断が違うんです。

例えば大根、生えているときに天の方向を向いている葉っぱの部分を頭とするか、食べる部分が延びていく根っこの部分を頭とするのか解釈の違いがあります。葉っぱの部分を頭としているところが多いような気はしますが、「こんな違いがあるんだ」と思って見ると面白いかもしれません。

魚も同様に頭を真ん中に向けてお供えします(三方が中央にある場合は頭が右)。

魚の頭は簡単にわかりますが、他にも決まりごとがあります。

昔は海腹川背(うなばらかわせ)といって海の魚はお腹を、川の魚は背中を神様のほう(奥側)へ向けてお供えするようになっていたそうす。

現在では全てお腹を神様に向けるということだそうですが、海腹川背でお供えしている神社もけっこうあると思います。

あくまでも参考程度に

というわけで今回は神様へのお供え物の配置や順番について書いてみました。

単純にこれは右、あれは左というわけではなく、状況に応じて配置がいろいろ変わることが分かっていただけたでしょうか。

ただ、神社によっていろんなやり方があるので参考程度にしていただけると幸いです。

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