神棚のお供え物は?上げ下のタイミングと処分の仕方なども

2019年3月25日

お家に神棚をお祀りしたら気になる要素の一つがお供え物。

いろいろ思い悩む人もいるかと思いますがあまり難しく考えることはありません。

今回は神棚とお供え物について考えてみたいと思います。

何をお供えするのか?するめや昆布も?

お供え物ですが基本は米・酒・塩・水か、米・塩・水といった感じになると思います。

このほか、魚、するめや昆布などの乾物、季節の野菜とか果物とかをお供えしたりします。

全てお供えできればとても豪華ではありますが、絶対お供えしないといけないわけでなく、その家庭の状況に合わせたお供え物で大丈夫です。

神棚へのお供えは継続して行うものなのでそこを意識してみましょう。

「そこまでするのは大変だから米、酒、塩、水だけにしよう」というのも有りです。日にちを決めて「1日と15日だけいつものお供えにプラスして、するめをお供えしよう」とか「お正月だけするめと昆布を追加してお供えしよう」とかでも大丈夫です。

これらは毎日お供えしなきゃいけないの?

これらのお供えものを毎日準備してお供えするってけっこう大変かもしれません。会社勤めをしているとなかなかできないなんてこともあるでしょうし。

そんな場合はお供え物の数を減らしたりして自分ができる範囲で継続することが大切です。

少しだけでも自分ができる範囲で続けること

が大切と言われているのでこれを覚えておくと良いと思います。

お水だけでも大丈夫?

「毎日複数のお供えものを交換するのはしんどい」という人はお水だけでも大丈夫です。 繰り返しになりますが、まず継続することに重点を置いてお供えすることを意識してみましょう。

自分は大変なので毎日お水だけお供えしてます(こんな簡単なのですみません)。

毎日できない人は1日と15日だけお供えをする

毎日がたいへんという人は毎月1日、15日だけお供えをしたり、お供えの数を増やしたりする方法もあります。この他、お正月など大切な節目の日だけお供えをします。

神社でも毎月1日と15日は月次祭(つきなみさい)というお祭りをしているところが多いですし、節目だけお供えするというやり方もありだと思います。

洗米をお供えするべき?

洗米

よく言われるのが洗米をお供えすべきだということ。洗ったお米をお供えすると確かに丁寧かもしれませんが、お供えしたあとはすぐに使ってしまわないといけません。

続けられるならばしてもいいと思いますが、洗わずにお供えしても問題無いと考えています。自分の知っている神社は洗わずにお供えしてましたし・・・

気になる人は無洗米をお供えしてみるのもいいかもしれません。

どんな入れ物がいいの?100均の器じゃ駄目?

家庭でのお祀りなので専用の器が無ければ別段普通の器で構わないと思います。

丁寧にやりたいという人は専用の器を用意してお供えをしましょう。

神棚にお供えする器ですが、このようにセットになっているものを買うと楽です。

また、どんな器があるのか1つ1つ解説してみたいと思います。

米と塩はそれぞれお皿を用意して盛ります。

三角形に山盛りにするとキレイですが下げたあと塩を使いきれないという場合は少しだけでもいいかもしれません。

皿ではなく平瓮(ひらか)と言っている販売店もあります。

瓶子(へいし)

瓶子

お酒を入れる器です。2本セットでお供えすることが多いです。

水器(すいき)

水器

お水を入れる器です。

水玉と呼ぶ人もいますが、水器と呼ぶほうが正しいとか何とか聞いたことがあります。

100均の器じゃ駄目?

最近は100均でもなかなか良いお皿などが売られていますよね。先日行ってみたら非常に種類が多くてびっくりしました。

専用の器を使うに越したことはありませんが、用意できない場合や、米・塩・水だけを簡易的にお供えしたいといった場合は100均の器でも全然問題無いと思います。

神棚にお供えをするという心が大切かと。

100均の器でどんなものがお供えに使えるかお店に行って探してみました。

↑よろしければこちらも参考にどうぞ。

実際にお供えするときの配置など

三方に乗せてお供えする場合の置き方

三方にまとめて乗せてお供えする例1

一台の三方にまとめてのせてお供えする場合はこんな感じでお供えします。ただ、このあたりはわりとアバウトな気がします。米と水の位置が入れ替わった状態でお供えしているところもあります。

三方にまとめて乗せてお供えする例2

こんな感じでお米が一番近くなるように配置するように説明しているところもあります。神様へのお供え物はお米が一番重要なので、神棚に一番近いところにお米を配置するこっちのほうが、本来の形に近い気がします。

例1のほうは全体のバランスを考えてそうした配置になっているのだと思われます。駄目というわけではないので、どちらでも気に入ったほうでいいかもしれません。

三方を使わない場合の置き方

三方を使わない場合の配置例1

三方を使わない場合は横に並べて配置します。

お米が真ん中で左右に酒、そして塩、水という配置になります。

三方を使わない場合の配置例2

横にあまりスペースが無い場合は三方ありの場合と同じくこんな配置でもいいかもしれません。

これより詳しいお供えの配置と順番については神社や神棚へのお供えの配置と順番という記事で書いてみましたので興味のある方はどうぞ。

お供えを上げるタイミング下げるタイミング

お供え物を上げるタイミングですが、これは朝起きてからがいいでしょうね。

神社でも朝一番でお供え物をしていますし。

下げるタイミングはだいたい夕方ぐらいでしょうか。仕事に出かけていて下げられないという人は帰宅後でも良いと思います。

絶対に朝上げて夕方に下げないといけないの?

朝起きて夜寝るという生活をしていたら神棚にお供えをするタイミングって特に大きな問題は出てこないと思いますが、夜勤をしている人とかって普通の人と生活リズムが違いますよね。

そんな場合は自分の生活リズムに合わせてお供えのタイミングを変えてもいいんじゃないかなって思ってます。

家庭のお祀りですから神主の作法と違って細かいところまで決まっていませんし、何より神社で朝にお供えをして夕方に下げるということをしているので、家庭では厳密にやらなくてもいいんじゃないかなというのが自分の考えです。

お供え物が駄目にならないよう気をつける

特に難しく考える必要は無い神棚へのお供えですが、お供えが駄目にならないようにするということだけは気をつけたいものです。

常識で考えてもそうですが、お酒を入れたままにして異臭を発していたりとか果物が腐ってしまっていたりとか、神棚の周囲が汚れた状態になるのはよくありません。

下げたお供え物はどうする?処分する?

下げたお供え物をどうしたら良いかと悩んでいる人もいると思いますが、自分の知っている神社ではお米はある程度溜めておいて、料理に使っていました。

やはり何かに活用するのが望ましいところですがそれぞれのお供え物についてどうするか考えてみます。

容器を用意して、ある程度溜める。一定量になったら炊く。

ご飯を炊くときにその日下げたお米を一緒に入れる。

容器に溜めておいて料理酒として使う。

溜めておいて料理に使う。玄関などに盛り塩をしたりお清めとして使う。

お風呂の湯船に入れる。

植木にあげる。

流しに流す。そのまま流しては駄目という人もいたような気がしますが、自分がいた神社では流しに流していたので別にそれはそれで問題無い気がします。

神棚へのお供えのポイントは?

今回は神棚のお供えについていろいろ考えてみました。

ポイントとしては

・一度だけ豪華にするよりも簡易的でも継続して行うことが大切
・難しいことは神社でやっているから、必要以上に心配することは無い
・神様への気持ちが大切

といったところです。

家内安全を祈ってお札を神棚にお祀りするので、神棚のことがいろいろ心配で生活に影響を及ぼしたら本末転倒です。神様への敬意は持ちつつもあまり難しく考えずお祀りしたら良いと思っています。

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