野馬追の地・相馬中村神社に参拝|アクセスや御朱印など

今回参拝してきたのは福島県相馬市の相馬中村神社。
相馬地方では全国でも最大規模の馬の祭典である相馬野馬追(そうまのまおい)祭が行われますが、その出陣式が行われるのが相馬中村神社だそうです(相馬太田神社・相馬小高神社でも行われるとか)。
相馬中村神社のご祭神
ご祭神は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。明治以前の神仏習合の時代には相馬のミョウケンサマとして親しまれていたそうですが、明治の神仏分離で相馬中村神社と改称された際にご祭神も天之御中主神としたそうです。
ミョウケンサマは仏教でいうと北辰妙見菩薩のことで、北辰は北極星を意味し北方鎮護の信仰がもとになっているのだとか。
天之御中主神は古事記に一番最初に登場する神様で宇宙の根源とか、天地初めに成った神様とか言われている神様です。
由緒
承平年間(931~937)に平将門が下総国に妙見(みょうけん)社を創建して戦勝を祈願。のちに後孫師常が下総国の相馬郡に社殿を建立。その子孫である相馬孫五郎重胤が奥州に移る際に妙見社も大田という場所へ遷座。
その後も相馬氏が小高に築城をした際は小高へ遷座、相馬中村へ城を移した際は中村城内へ遷座し、これが現在の相馬中村神社だそうです。
相馬氏の移動する先々で祀られた相馬家の氏神様といえそうです。
相馬野馬追について
平将門の軍事訓練が起源といわれています。野生の馬を捕らえて妙見様に奉納するのが目的だったようですが、現在は甲冑競馬、騎馬武者が神旗を争奪戦を行い武勲を競う神旗争奪戦、騎馬武者が行進するお行列などから構成されるお祭りとなっているようです。
国の重要無形民俗文化財に指定されています。
参拝

神社東側から拝殿へ続く参道。自分たちは神社の南側から来て駐車場に車を停めたのでこちらは通りませんでした。

馬に縁の深い神社とあって狛犬の他に御神馬の像もあります。

なにやら看板もありました。

相馬氏の歴代表や神社の見取図。


御神馬の次は狛犬。小さな川を渡ったら鳥居があります。

鳥居の向こうには社殿が見えますが、こちらは境内社です。

鳥居をくぐって左側には皇大神宮遥拝所があります。

右側には大きな杉の木が。

一番初めに見えた境内社は北野天満宮でした。

北野天満宮の隣には絵馬掛けやほかの境内社も。

北野天満宮の前を右へ曲がると拝殿が見えてきます。右側には社務所。
左側の手水舎で手を清めたら階段を上って拝殿へ。

こちらが拝殿。御祭神「天之御中主神」とアピールするように書かれています。
拝殿と本殿の周囲を取り囲むように境内社があるのでそちらも周ってみることに。

絵馬殿は奉納された蹄鉄や馬の写真や絵などが飾られています。
馬とのつながりを深く感じさせる場所です。




本殿の裏側へ回ってみるとここにも馬の装飾が施されているのを発見しました。

わかりにくいですがたぶん馬だと思います。

そのまま拝殿の裏を通過して本殿左側へ。



拝殿・本殿の周囲をぐるっと回ったので今度は坂を下って社務所へ。

社務所ではワンちゃんが番をしてました(笑)。御朱印は500円。

お守りも馬をデザインしたものが非常に多いです。身体健全守りを受けて帰りました。
相馬中村神社の御朱印

この日受けた御朱印ではなく、以前に受けたものです。
馬に縁の深いじんじゃだけに御朱印にも馬のイラストが添えられています。
日本百名城

相馬中村城は日本百名城の1つのようで、その遺構を見ることが出来ます。

相馬中村神社には馬がいたけど今はいない

以前訪れた際は厩舎があって馬が係留されていたのですが、現在は諸事情により1頭もいないようです。
相馬中村神社
住所:福島県相馬市中村字北町140
御祭神:天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
アクセス:常磐線・相馬駅から徒歩20分少々 常磐自動車道相馬ICから約10分
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