なんで狛犬じゃなくてウサギなの?さいたま市浦和区の調(つき)神社参拝・御朱印など
今回はさいたま市浦和区御鎮座の調(つき)神社へお参りしてきました。
調神社名前の由来
神社の由来を記した『調宮縁起』には十代崇神天皇の時代に創建されたと記されているそうです。
「調」という文字は我々も歴史の授業で習った「祖庸調」に由来。調は税として納める繊維製品や地方の特産品のことでした。
調神社は伊勢の神宮に納める貢物である初穂を収めた倉庫群の中に鎮座していたと伝わっているそうです。
由緒を記した看板には九代開化天皇の代に創建、10代崇神天皇の代に貢物を納める倉が建てられたと記されています。
ご祭神は
天照大御神
豊宇気姫命
素戔嗚尊
の三柱。
なんでウサギがいるの?
境内には狛犬の代わりにウサギの姿が見られます。
なんでウサギなのかというと中世は「調」と「月」の読みが同じであることから月待ち信仰につながり、月からの遣いとされたウサギが狛犬の代わりに置かれるようになったのだとか。
うっかり写真を撮り損ねましたが社殿にもウサギの彫刻があるようです。
鳥居が無い!
ご覧のとおり調神社には鳥居がありません。
貢物を運びだすのに鳥居が邪魔になるからだと言われています。
鳥居の代わりに石柱がありました。
ちなみに神社の違う方角の入口には鳥居があるようです。
調神社の七不思議
調神社には七不思議があるそうです。
- 鳥居が無い
- 祭神の遣いはウサギ
- 境内に松の木が無い
- 御手洗池に片目の魚が住む
- 日蓮上人駒つなぎの欅
- ハエが居ない
- 蚊がいない
の7つです。鳥居が無いのとウサギがいるのは説明しましたのでこのほかの点について理由を書いてみます。
松の木が無いのは素戔嗚尊が出かけてなかなか帰ってこないことに対して月読命が「待つのはいやじゃ」といったことからだとか・・・こんな理由あるんでしょうか。待っているときに境内の松で目を突いたからという説もあります。
片目の魚が住むというのは御手洗池(別名・ひょうたん池)に魚を放すと片目になるという伝承があったそうです。現在は池は無いそうな。
欅に関しては日蓮上人が難産に苦しむ女性のために欅に駒をつないだことが由来だそうです。
ハエが居ない、蚊が居ないというのはご祭神が嫌うためだとか。
境内の様子
こちらが拝殿、拝殿も良く見るとウサギの彫刻が見られるかも?
11月とあって境内には七五三の参拝者が見られました。
境内社の天神さま。ご祭神は菅原道真公です。
写真を撮り損ねましたが境内社は稲荷社もあるそうです。
願掛けの絵馬が多数掛けられていました。絵馬は社務所で受けられるとのこと。
亥年ということでイノシシの大きな絵馬が飾られていました。
ここにもウサギが!
御朱印
御朱印の初穂料は500円以上。紙に書いてもらうことはできないようです。
調神社の御朱印帳あり。
ちなみに金魚のかわいい番号札を渡されました。書き終わったら番号で呼んでくれます。
お寺の御朱印帳にはいただけない?
他の方のブログで見たのですがお寺の御朱印帳には御朱印をいただけないようです。
こちらの記事にお断りされましたと書かれています。
御朱印をいだだくつもりなら注意しておきましょう。
調神社・住所やアクセすなど
住所:埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目17−25
御祭神:天照大御神(あまてらすおおみかみ)・豊宇気姫命(とようけひめのみこと)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)
アクセス:JR浦和駅から徒歩約10分
御祈祷受付は9:00~15:30
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