神棚のお祀りをやめたい・やめる時の処分の方法など

2023年12月18日

家に神棚を祀っていたけど、何かしらの事情でお祀りをやめることになった場合。神棚やその周りの祭具をどうしていいのか心配な人もいると思います。

今回は神棚のお祀りをやめるときにどういう手順を踏んだらよいのか、4つの方法と費用について、また神棚周りの道具の処分についても書いてみたいと思います。

神棚をやめる方法1・神主さん来てもらってお祓い

これが一番丁寧なやり方でしょう。神主さんに家まで来てもらって、神棚の前に祭壇を組み、祝詞を上げるなどして神棚に感謝申し上げるお祭りをしてもらいます。

式の名前は神棚廃祀(かみだなはいし)とか報賽(ほうさい・感謝とかお礼のお参りのこと)とか神社によって違うと思いますが「神棚の祀りをやめたいのですが、家まで来てお祓いをしてもらうことは可能ですか」と神社に電話をして聞いてみるとよいでしょう。

引越しや解体で家のお祓いをするときに一緒に神棚のお祓いをする人もいます。このケースが多いかもしれませんね。

問題点は費用がとっても掛かるということ。出張祭典という神社の外でのお祭りになるので費用がとてもかかります。神社に納める費用のことを玉串料(たまぐしりょう)とか初穂料(はつほりょう)とかいいますが、玉串料はだいたい3万~4万円ぐらいが相場じゃないでしょうか。

神社によっては2万円台でやってくれるところもあるかもしれませんが、自分の知っている限りでは3万円ぐらいです。

あとは出張祭典なので神社によっては施主側で準備する物も出てきます。出張祭典に慣れている神社だったらいろいろ準備してくれるでしょうが、そうしたことも気にしなければなりません。

神棚をやめる方法2・神社で神棚をお祓い

これが費用と気持ちの面で一番折り合いがつく方法でしょうか。

神社に神棚を持って行ってお祓いをしてもらう方法です。

事前に神社に電話をして「神棚のお祀りをやめたいんですけど神社に神棚を持って行ったら御祈祷してもらえますか」と聞いておくとよいと思います。

可能な場合は神社の拝殿などで、厄祓や交通安全の祈願のときのようにお祓いしてもらえると思います。自分も参列してお参りができると思うのでしっかりお参りしましょう。

費用は神社にもよりますが5000円ぐらいからだと思います。

神棚をやめる方法3・神社へ持って行って納める

自分で神棚に感謝のお参りをしたあと、神棚を神社に持って行って納札所に納めるなどする方法です。

一番手軽な方法です。神棚を降ろす前にはしっかりお参りしたいですね。

納札所に入れては駄目な場合もあるので納札所に納める前に社務所などで聞いてみたほうがいいかもしれません。

費用に関しては神社によって決まっていたり、気持ちを納めてくださいと言われたりいろいろです。決まっていなければ1000円ぐらいお納めすればよいかと思います。

神棚をやめる方法4・郵送で神社へ送る

群馬県の富士浅間神社では郵送でも神棚の処分を受け付けてもらえるようです。

事前に電話かメールで申し込んで神棚を送付すると「神棚処分祭」というお祭りを執行してもらえるようです。どうやら完了の報告まであるようです。

費用は5000円となっています。

群馬県富士浅間神社の神棚処分のページ

神棚をやめたい時は以上の中から自分が良いと思った方法で

とここまでが自分の知っている神棚の処分の方法です。

というわけで4つの方法を書いてみましたが、どの処分方法にするかはその人の気持ちによるので、どれが良くてどれが悪いというものでもありません。

別に強制されてやるものでは無いのでどれが自分に合っているのか考えて決めるのが良いと思います。

神棚はどんど焼きのときに持って行っていいの?

毎年1月には古いお札やお守りなどをお焚き上げするどんど焼きといった行事を行っているところもあると思います。

こうした場所に神棚を持って行っていいのかという話ですが、これはどんど焼きを行っている人に判断によって変わってきます。一緒にお焚き上げしても大丈夫というところもあれば駄目だよといわれるところもあると思います。

念のためよく確認してから持っていきましょう。

神棚の周りに飾っていた灯篭やお供えのお皿などは?

神棚の周りに飾ってあった物やお供えに使っていた器ですが、神様お御霊が宿る物では無いので普通のゴミに出すよう案内している神社が多いと思います。

特に陶器類はお焚き上げできないので、自治体のゴミ区分にしたがって自分で処分するようにしましょう。気になったら少し塩を振りかけて自分で祓うのもいいかもしれません。

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