神社の巫女さんってそのかわいらしい姿から憧れる人もけっこういると思いますが、実際にどんなことをしているのかよく知らないという人がほとんどでしょう。

今回は巫女さんについて自分が見聞きしたことについて書いてみたいと思います。実際の巫女さんの意見ではないので微妙に違うところがあるかもしれませんが、そのへんはごめんなさい。

古代における巫女と現代の巫女の違い

まず、巫女の定義についてですが、古代における巫女と現代の巫女では大きく違います。

とてもざっくりと言うと古代においては呪術的な行為や儀式を行う女性のことを巫女と言っていましたが、現代では神主の補佐をしたり、神事で舞を舞ったりする人のことを巫女といいます。

巫女というと呪術的なイメージから「霊能力が~」という人もいるかもしれませんが現代では巫女になるにあたって霊能力は一切必要がありません。

巫女になるにはどうしたらいいの?資格は?

巫女さんといってもバイト巫女(神社ではバイトじゃなくて奉仕といったほうがいいけど)などと言われる臨時の巫女さんと、年間を通して神社で奉仕する本巫女(ほんみこ)とか本職巫女(ほんしょくみこ)と言われる巫女さんがいます。

神主と違ってどちらも特に必要な資格は無いので巫女になるにあたって資格を取得する必要はありません。

バイトでいいという人の場合

バイト巫女は年末年始の繁忙期に募集されることが多く、大きな神社だと大量に募集があると思うのでバイト巫女になるのは難しくないかと思います。求人サイトや近くの神社のWEBサイトなどを見て募集があるか確認してみると良いと思われます。

本職の巫女になるには

本巫女に関しては

  • ハローワークや求人サイトなどに求人が出るパターン
  • 高校に求人が来るパターン
  • 神職養成機関に求人が来るパターン

の3つが主だと思います。縁故で巫女になる人が多いイメージがありますが、自分の知っている巫女さんは高校に求人が来たという人か神職養成機関のツテで巫女になった人ばかりです。

こちらはバイト巫女よりもハードルは高くなりますが神社のことに興味があってやる気があれば大丈夫・・・かな?(神社の仕事って雅なイメージかもしれませんが荷物を運んだりの力仕事とかけっこうあります)

また、バイト巫女、本巫女共通して言えるのは、

  • ネイルやピアスをしない
  • 黒髪であること
  • 所作に気をつけること

など見た目のイメージに気をつけることでしょうか。

本巫女の場合、日々の業務や舞などについては入ってからバリバリしごかれる・・・と思います。

余談・なぜ神職養成機関で資格を取ったのに巫女になるのか

女性の神主というものもあるのですが、こちらは受け入れ口がかなり狭いのが現状。

違う記事でも書いた気がしますが、せっかく神主を養成する機関で資格を取得しても女性の神主を採用してくれる神社というのは多くないので結局巫女さんになったという人もけっこう多いのが現状です。

女性神職の制度ができたのは戦後なってから、中には理解のある神社もありますが、保守的な世界なので、新しい制度が受け入れられるにはもう少し時間を要するのかもしれません。

ただ、数値としては女性神職の割合は神職全体の10%程度だそうで、数字の上では女性神職の活躍の場は広がりつつあるようです。

年齢制限は?その後はどうなるの?

年齢制限は神社によってまちまちですが25歳~30歳が年齢の上限になると思います。これぐらいの歳になると巫女を辞めることになります。

そのあとですが別の職に就く人もいれば、数は少ないながらも事務職として神社に残る人もいるようです。このあたりは本人の気持ちと神社の状況によっていろいろ変わってくるので何ともいえない面もありますね。

そのまま神社に残ることができればいいかもしれませんが、巫女として神社に入る場合はその後の仕事のことも考えておいたほうがいいのかもしれません。

社内恋愛は?結婚できるの?結婚したらどうなるの?

社内恋愛は特に禁止していないところが多いかと思います(某有名神社は社内恋愛禁止だと聞きましたが)。

また、結婚をすると寿退社ということになります。小さな神社では神主さんの奥さんが巫女経験者でお祭りのときに舞を舞ったりとかいうことはあるかもしれませんが、基本的に巫女さんは未婚が条件です。

自分の知り合いの巫女さんは同じ職場の神主さんと結婚。巫女は退職してアパレル系のバイトをしてたとか言ってました。

この他、実家が神社の神主さんと結婚すると一緒に実家へ戻って神社の仕事をするというケースもけっこうあるように思います。

ただ、巫女さんは神主と結婚するケースだけでなく学生時代の同級生や他の仕事をしている人と結婚するケースもけっこうあるみたいです。どうやって知り合うのかはわかりませんが・・・

巫女さんの仕事はどんななの?

ジョニーさんによる写真ACからの写真

お札や御守りの授与をイメージされるかもしれませんが、授与品などの重い荷物を運んだり、参拝者の案内をしたり、舞を舞ったり、仕事が終われば作法や舞を学んだりとやることは多岐に渡るようです(自分の場合は巫女さんのいる神社に奉職したことが無いので、実習で行った神社での様子や友達の話が元ですが)。

神社にもよりますが事務作業はかなりあるみたいで、大きな神社にいた神主の友達は「書類の枚数を数えるときはこうやったら速い」とか「封筒を糊付けするときはこうやったら速い」とか巫女さんから教えてもらったそうです。

巫女さんの裏話

これは仕事とは少し違うかもしれませんが、某有名神社で巫女さんをしていた人から聞いた話です。

巫女さんも先輩後輩の上下関係が厳しく、先輩の巫女さんに呼び出されて正座をさせられた上で「あれが悪いこれが悪い」と延々とお説教タイムがあったそうです。こういうのがあると緊張感が出てミスが減るのも事実ですが、ちょっと嫌ですね(汗

ちなみに自分たちに後輩ができたときには「そんなことはするのはちょっと・・・」ってことでお説教タイムは設けなかったそうです。そうしたら後輩の巫女さんたちはだらけ気味で「あんたたち後輩の指導はどうなってんの!」と先輩の巫女さんから怒られたとかなんとか。

人を指導するって難しいですね・・・

本職で巫女をやるなら将来も見据えて

というわけで今回は巫女さんについていろいろと書いてみました。

見た目に憧れる人も多いでしょうし、神社での奉仕ということでとても意義のあることではありますが、年齢制限もあるし、他の仕事に就こうとしてもつぶしが利くわけでもないので、なかなか難しいポジションといえるかもしれません。

「本気で巫女になりたい!」という人は年末年始のバイト募集にでも応募して、あわよくば本職の巫女さんと接点を作って話を聞くというのもひとつの手かも(あんまり大きい神社だと本職の巫女さんと全然会わないかもしれませんが)。

巫女姿に憧れているという人はけっこういろんな神社で「巫女体験」ができるみたいなので参加するといいかも。「巫女体験」と検索すると募集をしている神社がちらほら出てきます。

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