御成敗(貞永)式目の「人は神の敬いによりてその威を増し人は神の徳によって運を添う」と神社

日本史の授業で習って、その名前を覚えている人も多いであろう御成敗(貞永)式目。1232年に北条泰時らによって定められた法令です。 神社のことを書いてるブログなのになんで御成敗式目の話が出て来るんだと思うかもしれませんが、この御成敗式目には神社に関わりの深い条文があるのでちょっと載せてみたいと思います。 御成敗式目第一条と神社 第一条には「可修理神社專祭祀事」(神社を修理し祭祀を専らにすべき事)とあり神社を大切にするよう書かれています。 そして、その後の文では「神者依人之敬增威、人者依神之德添運」とあります。これは有名な言葉で「神は人の敬いによりて威を増し、人は神の徳によって運を添う」というものです。 意味としては神様は人が崇敬して祭祀を行うことでその力を増し、人は神様のお力によって幸せになるといったような感じでしょうか。

神社と神主の数をチェック・人手不足の理由を考える

世の中アルバイトの人手が不足したりしているようですが、神社界も人手不足。 今回はいろんな観点感から神社の人手不足について考えてみたいと思います。 数字で見る神社と神主の数 政府統計の総合窓口e-statというサイトでは宗教統計調査の結果も見ることができるます。 とりあえずここの2019年度の包括宗教団体の被包括宗教団体・教師・信者数をチェックしてみましたが、神道系の神社神道系の神社の数は 79070社 となっています。出雲大社教や金光教などの教派神道や新興の神社系宗教は含みませんが全国の神社の数はだいたい八万社ぐらいじゃないでしょうか。

時代劇で神社のお札が玄関の上に内側を向けて貼られているのはなぜか?

自分は時代劇をちょくちょくみるのですが、町民の長屋とかのシーンで玄関の人が出入りするところの上にお札が祀られているのを見て、なんで玄関なんだろうと思うことがありました。 お札は家の中を向いているし、悪いものが外から入ってくるのを防ぐためのお札でもなさそう・・・ 時代劇だから家の内部まできちんと時代考証がされていないということも考えたりもしましたが、うーん? そんな中、神主経験のある友人と話していて納得できる話が出てきましたので書いてみたいと思います。 「ただ、話を全て鵜呑みにせず、ウラを取ってくれ」と言われたので、確証のある話ではありません。そういう風にかんがえている人がいるんだぐらいで考えて、 話半分でお読みください。 お札に対する考え方は江戸時代と明治時代で大きく変わった

神道にも食前と食後の感謝の歌があるの知ってた?

海外の人が神様に感謝をしてから食事をいただくというシーンを目にしたことがあると思いますが、日本の神道においてもこうした神様に感謝するものがあるって皆さんは知ってましたか? 正確にいうと、こうした神様の教えがあるというわけではなくて、本居宣長が詠んだ和歌を歌って神様に感謝をしてからご飯をいただくというものなのですが、今回はこの和歌をちょっとご紹介したいと思います。 歌には食前感謝と食後感謝がそれぞれありますので順に説明します。 食前感謝の歌 「たなつもの 百(もも)の木草(きぐさ)も天照(あまてら)す 日(ひ)の大神(おおかみ)の めぐみえてこそ」 こちらが食前感謝の歌です。

悪い神様を祀っている神社がある?

みなさんは神社の神様に対してどんなイメージを思い浮かべますか? 「いつも見守ってくれてる」とか「願い事聞いてくれる」とかそんなイメージかもしれません。 でもじつは人間に災いをもたらす存在も神様として祀られていたりするんです。 例えば金神(こんじん)様。この神様のいる方角はあらゆることが凶とされています。他にも天然痘という病気を神格化した疱瘡(ほうそう)神といった神様もいます。 「災いをもたらすのになんで神様なの?」って疑問に思う人もいるでしょうが、なぜ人間にとって災いとなるものが神様となったのか考えてみたいと思います。 信心し尽くすと人間を助けてくれる神様になる?

御朱印のマナーを考える・同じ神社で再度受けるのはあり?

神社に参拝した証としていただく御朱印。 昨今はいろいろと御朱印を受ける際のマナーが問題になっていますね。 御朱印を受けるといっても別に難しいことは無いのですが、マナーについて振り返ってみたいと思います。 参拝してからいただく 御朱印は、もともとはお寺にお経を納めた証として、現代では参拝の証としていただくものですから、その意味を考えれば参拝してからいただくというのが筋であると思います。 大きな神社では先に御朱印帳を預けておいてからお参りしたあと御朱印帳を受け取るという形式になっているところもあるようですが、そうした決まりがある神社以外は、まずお参りをしてから御朱印をいただくということ覚えておきましょう。

神主がお祓いのときに振るわさわさしたやつ(棒)は一体何なのか?大麻です

神主がお祓いのときにバサッバサッと振っているわさわさとした紙の付いた木の棒。 神主というとこれを思い浮かべる人も多いと思いますが、これは何というかというと大麻(おおぬさ)という名前です。 今回はこの大麻について書いてみたいと思います。 大麻って違うものを連想しちゃうんだけど 大麻という文字を見ると違うものを想像する人も多いと思います。でも神事に使われる麻の部分は麻薬成分はありません。 日本と大麻の歴史は古代に遡るそうですが、大麻は布にしたり紙に加工したりと日本人の生活に欠かせない存在だったそうです。神様へのお供えにも麻があって、重要視されていたことがわかります。

神社参拝に歓迎や拒絶のサインはあるのか・神主視点で考える

最近のパワースポットブームというかスピリチュアルブームの流れの中で神社に参拝したときに「歓迎サイン」、「拒絶サイン」があるなんて言われているようです。 神社にお参りした際に皆さんいろいろと感じるものがあるようですが、いくつか例を挙げてみると・・・ 歓迎サインと言われている事象の例 鳥居をくぐると天気が良くなったちょうど境内に人がいなくなって自分だけになった虹が出た 拒絶のサインと言われている事象の例 お参りしていたら混雑しはじめた急に天気が悪くなったカラスが鳴き始めた

御朱印の迷惑トラブルから御朱印の有り様を考える

近年は御朱印ブーム。神社に御朱印を受けに来る人が増えて、大きな神社だと御朱印待ちの人で列ができたりと賑わいをみせているようです。 しかしブームになると出てくるいろんなトラブル・・・ お参りが済んでないのに御朱印を受けようとしたり、御朱印待ちの列に割り込んだり、暴言を吐いたりとか様々ですが、大きなニュースになったのを挙げてみると 御朱印帳の転売 御朱印帳がヤフオクで売られる⇒茨城・八坂神社が苦言「もう来ないでください」 https://www.huffingtonpost.jp/2017/06/19/goshuin_n_17216532.html ヤフオクで当社の御朱印帳が出品されていました。すでに落札されていまして社頭頒布の約3倍近い値段で落札されていました。神社頒布品をオークションに出品し利益を得る行為は許せません。頒布品は祓いをし神徳を得られるように祈願しております。一般商品とは違うものなんです。もう来ないで下さい。— 守谷総鎮守八坂神社...

建国記念日と紀元節と皇室と

さて先日2月11日は建国記念日だったわけですが、建国記念日って何を記念した日か知っていますか? 「建国記念日なんだから国ができた日に決まってるだろ」と思うかもしれません。 建国記念日って何があったのかというと(知ってる人はスルーしてください)、初代の神武天皇(じんむてんのう)が奈良県の橿原宮で即位されたとされる日なんですね。 戦前は紀元節(きげんせつ)という祝日になっていました。戦後にGHQの意向によって廃止されていましたが、のちに建国記念日という形で復活しました。 歴史学的に2月11日というのはかなりあやふやなところがあるらしいのですがらそれはとりあえず置いといて、この日はとっても神社に関係のある日となっています。 初代神武天皇の祖先を辿っていくと天照大御神様にたどり着くとされているからです。

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