年末に神社にお参りしたりお札を受けるのはよくないの?
年末に神社にお参りするというと
「1年も終わるのに年末にお参りしても意味ないでしょ」
とか
「神社にお参りしてお札とかお守りを受けてもすぐに年が明けるからだめなんじゃ・・・」
という人がいるようです。
そんなこと気にしたことが無い自分からすると「そういう風に思う人もいるのかー」という感じ。
結論から言うと年末に神社にお参りしたりお札やお守りを受けても全く問題ない
御朱印を書く神主側の3つの気持ち
私もときどき御朱印もらってます
世の中は空前?の御朱印ブーム。
御朱印ガールなんて言葉が登場したり、神社によっては限定御朱印を作る神社もあったりして、昔に比べて御朱印への注目度は格段に高まっています。
私も御朱印はいろんな神社でもらったりしているわけですが、今回は御朱印を書く神主側の心理について書いてみたいと思います。
ちなみに私は小さい神社にしかいたことが無いので、有名な神社での対応じゃなくて神主数人規模の神社での経験になります。これまで御朱印を書いた数は数十〜百ぐらいかなと思います。
書く側の御朱印に対する心理
内宮は印だけだったりと神社によっていろいろ
隣のページの字がうますぎてプレッシャーを感じる
お札やお守りはなぜ1年で返さなければならないのか
神社のお札やお守りに関する決まりごとで1年経ったら神社に返してくださいというものがあります(地鎮祭のときに渡したお札はお家が建ったら返してくださいって説明してましたが)。
ではなぜ1年経ったらお札やお守りを返すのでしょうか。
今回はそこのところについて自分なりの考えを書いてみたいと思います。
自然崇拝と四季がポイント?
個人的には自然を崇拝するところから神様という存在が生まれたのと、日本に四季があるのがポイントだと思っています。
神様からいただく恵みと言えばお米。自然の神様のいろんな恵みを受けてお米ができる。日本には四季があるのでお米が収穫できるのは年に1回。
御札やお守りを返す場所「納札所」の話 こんなん入れられたら困りますわ
神社には古くなった御守(基本的には1年)を返すために納札所(のうさつじょ)という場所が設けられていることが多いです。そうでない場合は社務所に返す感じになります。
今回はこの納札所について書いてみたいと思います。
納札所って何を返すところなの?
基本的には神社のお札やお守りを返すところです。
「そんなのあたりまえだろ」と思う人もいるかもしれませんがけっこう違うものが入っていたりして・・・置物とか人形とか・・・
納札所って人がいないことが多いですから、お守りやお札以外のものが入っていたら、それを見た人が「あ、これも入れていいんだ」と思ってどんどん入れてっちゃうんですよね。
大きな神社だとしっかり管理されててそんなことは無いと思うんですが、小さな神社さんだとそういうこともあり得ます。
よその神社のお札やお守りは入れていいいの?
お札やお守りは、受けた神社さんに返すのがいいとは思いますが遠方でなかなか行けないということもありますよね。
そんなときは近くの神社さんにお返ししてもよいと思います。そこの神社さんの方針にもよると思いますがほとんどの神社さんで受け付けてくれると思います。
その場合は少し御礼のお金を納めると丁寧かもしれません。納める場所は納札所にあったり、お賽銭箱に入れてくださいといわれたり社務所だったりと神社によっていろいろです。
1年ぴったりで返さないといけないの?ずっと持っているのは?
お札やお守りは基本的に1年で返納しますが、別段1年ぴったりじゃなくても近い日に返しに行けば大丈夫です。1年ぴったりに返さなきゃと気にしてたり予定を無理に空けたりするのは心に余裕が無くなりますし、身を守ってもらったり心を落ち着けたりするためのお守りなのに本末転倒です。
長い間持っていて悪いわけではありませんし、余裕のあるときに返しにいくのが良いと思います。
ちなみにお守りをずっと持っていることに関してですが、神様の力をいただくという意味であれば1年ごとに新しいお守りを受けたほうが良いですが、デザインが気に入ったからずっと持っていたいというのでしたらずっと持っていても構わないと思います。
ビニールとか燃えないものは入れないほうが良い
お守り自体が燃えない素材でできている場合は仕方がありませんが、お守りのビニールの包装などは取ってから入れたほうが良いかもしれません。
包装はあくまで包装で神様の物ではないので捨てちゃって大丈夫です。ビニールとかあるとお焚き上げするときに困りますしね。
納札所に入っていたいろんなもの
てなわけで納札所について書いてみましたが、納札所に入っていて困ったものについても書いてみたいと思います。
神棚のお供えに使う陶器のお皿とか
神棚にお供えをするときに使う陶器のお皿とかお酒を入れる瓶子(へいし)とかも入っていたことがあります。神様へのお供えに使っていたものなのでわからなくも無いけど入れちゃだめです。燃えないので困ります。
燃えないゴミで処分しちゃて大丈夫です。
パックの鏡餅のパックだけとか
最近は鏡餅もパックに入った便利なものが多いですが・・・中身を取り出したパックだけ放りこまれてました。これを見た瞬間は「ちょっ、ふざけんな!」って思いました。
年中行事で使ったものはなんだかゴミに捨てにくいという心理はわからなくも無いですが、さすがに鏡餅のパックは入れるなよと・・・
あとはお正月のお飾りについているダイダイ(みかん)が放り込まれて中身が出てたりとか・・・
ミッフィーのでっかいぬいぐるみ
普段はあまり人がいなくて納札所も毎日管理できない神社での話なんですが、けっこうぬいぐるみとか放りこまれてました。
ぬいぐるみは困るんですが、そのなかでも50㎝ぐらいのミッフィーのぬいぐるみが置かれていたことがあります。納札所に入らなかったからかそのへんにもたれかかって置かれたいた記憶が・・・
陶器でできた和服姿の女の人の置物
陶器でできているので燃えないんですけど・・・
そこの神社はけっこう適当だったので神社の総代さんたちが陶器の置物もお焚き上げの火の中に放りこんでた気が・・・
納札所にはお札やお守りだけ入れましょう
てなわけで今回は神社の納札所の話でした。
納札所にはお札やお守りだけ入れましょう(神棚は・・・あんまり大きくなければ大丈夫かもしれないけど一応神社の人に聞いてからにしていください)。
ご利益の決まり方ってけっこう適当?名前の読み方から決まった神社
皆さんは神社にお参りするときにご利益って気にしますか?
自分は特に気にしていないのですが、やっぱりお参りするならご利益も気になるという人もいると思います。
そもそもご利益って・・・
現在では「ここの神社は○○のご利益が・・・」などという話になりますが、そもそもは生活を見守ってくださる、人間からは測り知れない神様という存在に対しての畏れ多い気持ちではないかと思います。
「○○の神様、△△の神様」 というのはそうした信仰の中から出てきた派生的な物であって根本的には、○○に効くといった具体的なものではありません。
ただ、現代ではそれだけではなかなか神社の護持運営というのもままならないという面も有ります。いろんな人に知ってもらって信仰を集める、そうしたことで神社が成り立っている側面もあります。
お守りも元々は肌守りなどと言われるオーソドックスな物だけだったそうですが、時代が降るにつれて様々に派生して、現在のように非常にたくさんの種類が登場しているようです。
忌中は絶対に神社にお参りをしたり神棚の祀りをしてはいけないの?
身内の人が亡くなってから最大50日間、忌中といって亡くなった人のことを偲んで神棚の祀りや神社への参拝を遠慮する期間があります。
今回はこの忌中の期間と神棚や神社のお祭りについて書いてみたいと思います。
だいたい1年〜13ヶ月の喪中もありますが今回は忌中について書いていきます。忌中と喪中の違いについてはいろいろ調べてみてくだされ!
忌中の日数と意味
忌中の日数については地域によって微妙に違ったりするようですが、大まかな目安として
父母・配偶者・子50日祖父母・孫・兄妹30日曽祖父母・曾孫・叔父叔母・甥姪10日その他親族3日親しい友人など2日
神社とパワースポットの関係とは?自分で決めなきゃ効果ないと思う
近年、パワースポットという言葉をやたらと耳にするようになりました。
神社はよくパワースポットとして雑誌に取り上げられますが、神社とパワースポットってどういう関係のものなのでしょうか。ちょっと考えてみたいと思います。
そもそもパワースポットとは何か
tom200さんによる写真ACからの写真
そもそもパワースポットとは何なのかという話ですが、人によって様々な定義があると思います。
個人的な意見を言わせてもらうと森や滝など、自然のいろんな要素から力をもらう場所といった感じでしょうか。
パワーをもらうといっても具体的に体がどうなるというわけでも無いので自然の中で自分がリラックスできる場所、ぼけーっと考え事とかできる場所とか自然の偉大さを感じられる場所がパワースポットなんじゃないかと。
地鎮祭の流れ(式次第)や時間は?地鎮祭の別の言い方は?
今回は地鎮祭の流れや所要時間について書いてみたいと思います。
鍬入れのときの掛け声はどうするんだろう?とか心配なことも多々あるかもしれませんが、施主側はあまり難しく考えることはありません。
地鎮祭の読み方
と、その前に読み方についても少し触れておきます。
地鎮祭の読み方ですが、「じちんさい」と読むのが通常ですが、祝詞のなかでは「とこしずめのまつり」と読んでいます。これは大和詞(やまとことば)での読み方です。
一般的には「じちんさい」と言わなければ通じませんが、こういう読み方もあるんだと覚えておくといいかもしれません。