神主やったことあると言うとよく聞かれるのが「普段何やってるの?」ということ。

お正月のシーズンやお祭りのシーズンなど忙しいときはなんとなくわかるけどそれ以外は?という話です。

神社って普段はのんびりとしているイメージがあるかもしれませんが、神社でやることって実はたくさんあって職員はとってもたいへんなんです(中にはのんびりとしたところもあるかもしれませんが少数かと)。

そんなわけで神主が普段何をやっているかについて書いてみたいと思います。ちなみに、度々書いていますが私がいた神社や内情を知っている神社は神主数人規模の神社なので、その話がメインとなります。

まずは掃除

これはまあ想像できるかもしれませんがまずは掃除です、境内の落葉を掃いたり、社殿を雑巾で拭いたり、掃除機をかけたり、だいたい掃除からはじまるところが多いんじゃないでしょうか。

日供祭(にっくさい)

実は毎日お祭りもやってます。お祭りといっても出店が出たりするわけでは無いのですが、その日のお供えをして国や地域の発展を祈る祭典です。

十数分で終わるので皆さんがイメージしている祭りとは違うかもしれませんが。

実はけっこうある神社のお祭り

神社のお祭りというと夏や秋のお祭りやお正月を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、年間を通してみると実はけっこういろんなお祭りがあるんです。

ぱっと思いつくところを書いてみたいと思います。

1月

  • 焼納祭(しょうのうさい)・・・古いお札をお焚き上げ

2月

  • 節分祭(せつぶんさい)・・・豆を撒いて厄除けしたり
  • 祈年祭(きねんさい)・・・豊作を祈る祭

6月

  • 夏越(なごし)の大祓・・・1~6月までに積もった穢れを祓う

11月

  • 七五三祈祷・・・子供の成長を報告
  • 新嘗祭・・・作物の収穫を感謝し報告する

12月

  • 年越(としこし)の大祓・・・7月~12月の穢れを祓

といった感じでしょうか。

え?めっちゃ間に空いてるじゃんって?お祭りってこの他にもありますよ。

月次祭(つきなみさい)

毎月恒例のお祭り。日供祭の大きいバージョンともいえるかも。毎月1日と15日のところが多いと思われます。月に1回だけのところとかもあります。

境内社のお祭り

神社の境内に小さなお社が祀られているのをお参りしたことがある人も多いと思います。

境内にあるお社もお祭りの日があってそのお祭りを行うことがあります。

兼務社(けんむしゃ)のお祭り

兼務社って聞いたことがあるでしょうか?

普段人が詰めていない神社って地域の大きめの神社の神主が兼務していることがほとんどです。

普段無人の神社でお祭りがあるときって神主が常駐している神社から神主がやってきてお祭りをしています。

普通は数社だと思いますが場合によっては10社以上兼務しているということもあってそんなに多いと兼務社のお祭りだけでもたいへんです。

祭りは本番よりも準備の方がたいへん?

とまあ神社のお祭りといってもけっこうあるんです。そしてよく聞く話が本番よりも準備がたいへんという話。

祭りの規模にもよりますが、お供え物の買い出しや準備、祭場に胡床(こしょう)というイスを並べたり、案(あん)という机を設置したり、装束を準備したり・・・

神前にお供えする玉串(たまぐし)という物を準備したり、紙垂(しで)という注連縄にはさんであるギザギザの紙を取り替えたり、まあやることがたくさんあります。

大麻(おおぬさ)という木の棒に紙垂が付いたお祓いの道具が傷んでいたら紙を取り替えるなど道具の整備もあります。

地鎮祭の話

観光地になっているような大きな神社だと、お参りの人も多くて収入があるのでしょうが、そうでも無いところは地鎮祭をたくさん行って経営を成り立たせているところがけっこうあると思います(上棟祭や入居前のお祓いもあるけど少ない)。

となると地鎮祭の準備もこれまたたいへん。

というのも地鎮祭の多い神社は地鎮祭の時に使う竹や砂などの準備品は建設業者さんじゃなくて神社側で用意しているケースが多いのです。

竹を取りに行ったり、砂を袋に詰めて車に乗せたりといった作業が出てきます。小さい神社だと神主よりも雑用やってるほうが長いかもしれません。

事務作業もいっぱい

神主だって事務作業があります。

  • 授与品等のお金の計算
  • 授与品等の在庫管理や業者への発注
  • お祭りの案内を作って発送
  • 祭りに参列された方へのお礼状や奉賛金のお礼状
  • 地鎮祭の依頼が来たら予定の調整

あと、神社の多くは神社本庁というところに属していて、各都道府県には神社庁というところがあるのですが、神社庁へ提出する書類を作る作業もあります。

細かいところは省きますが(自分はあんまりやったことないし)神社でも何かと書類書類です。

これらを参拝者の対応をしながらこなす

大きな神社なら役割分担がありますが、小さな神社ではみんなこなさなくてはなりません(大きなところは大きなところで参拝者が多いのでもちろんたいへんです)。

作業をしていたら御朱印を受けに来た人がいて中断。電話がかかってきて中断とかいうこともしばしば。

効率がとっても悪いです。

神社によって違いはあれど忙しい

神社によってやることや忙しさに違いはあれど、神主ってイメージより忙しいんだぞってことで心に留めておいていただけると幸いです。

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